市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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思いつくままに13

 ただし、イメージがはじめにはっきり無ければ抽象は描けないか、と言うのは問題です。
 抽象絵画を展示していますとしばしば「最初に頭の中にはっきりしたイメージがあるのでしょうね」というようなことを不思議そうに聞かれるのです。きっと常人とは違う、言わばキ印に近い頭だからこんなものをその中にもやもやと描くことできるのだろうか、とでも考えるようなのです。
 私は「とんでもない」と答えます。「描きはじめに当たってはたいていの場合平常の人でもしばしば感じる様な、ごく漠然としたかすかなひらめきのようなイメージしかないのです、それが描くにしたがってだんだんと画面の上で膨らんできてこうなるのです」と。
File0331.jpg
05‐5・速度と平衡(F200号) クリックして見てください
 少し以前までは多くの抽象画家は下絵をしっかり描いて建築の設計図ほどにイメージを確定しておいてから大きなキャンバスに拡大して描いていました。そのほうが良心的なまじめな方法だと考えられていました。
 しかし私にはこの方法はどうも、つまらないやり方に見えました。一度すっかり描いてしまったものを、もう一度繰り返して描いても面白くないではないか。これではまるで複写技術だけの職人仕事ではないか。描く以上最初から最後まで創造力と想像力を働かしながらの、生き生きした活動でありたい。
 もっとも、これはやや一方的な考えではあったようで、下絵を描くということの本当の意味を、よく理解してなかったかなとは思います。実際には下絵を描いてそのまま拡大しているというような人は殆どいなくて、下絵を描くことでイメージの内面化を深めておいて、新たな気持ちで制作に取り組んでいる方々の方が多いようです。
 がしかし私のような考え方の画家も増えてきていまして、最近は下絵を用いずに、あるいは簡単なイメージスケッチだけで直接キャンバスに描き始める人が増えてきています。、
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/12/16(土) 10:05:34|
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