市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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思いつくままに7

2、創造と想像
 単なる語呂合わせのようで、この二つの言葉に本来の関連はないのでしょうが、想像力なくして創造はありえないとは言えそうに思います。そして二つとも抽象絵画にとっては、避けて通れない重要な意味を持つものです。
 既にあるものの形を利用して表現する具象絵画では、多かれ少なかれ模倣の技術が作品の価値を左右しますが、その要素と無縁な抽象表現においては、それだけ創造性や想像力の出番が多いはずですから。
 無から有を作り出すような創造は本来、天の神のみに許された業であって地上の人間に取って不可能なことのはずです、と言うようなことは前にも申し上げました。つまり美術表現の上では創造とは意味のないただの空間を人のハートにとって意味のある空間に変えることを意味するのだと。
 具象、特に描写表現では古来この辺りのことがやや複雑でした。なにしろ神の作り出したもうた花や山や人体などをそっくり描くのですから、それは神の業を模倣する行為として、神の手による創造に近い業として尊敬されたり、逆に単なる模倣の技術だけとしてさげすまれたり、と言うようなことがあり、絵画より彫刻の方がいくらか神に近いというような議論もあったりして、先に挙げたような創造とは違った意味で考えられて来たのです。そこから例えば古代ギリシャではピグマリオンの伝説が生まれ、東洋では名人の描いた竜が雲を呼んで天に駆け上ったなどの話が生まれました。またあのダビテ像やシスティーナ礼拝堂の天井画や壁画などで有名な、ミケランジェロが「神のごとき創造者」として当時のフィレンツエの人々に尊敬されたりもしたわけです。
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/12/09(土) 11:14:29|
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  2. 美術をきわめる

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