市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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思いつくままに4

 考えてみれば言葉を使う世界、おしゃべりや、手紙や日記を書くときには、それほど人は難しく考えて言葉を選んでいるわけでは無いですね。文法なんかも気にせずに「売り言葉に買い言葉」なんて言うのもあるように言葉が次の言葉を勝手に生み出していくようなものでして、結構直感的に言葉や文字を並べて用を足しているのです。
 言葉で表現できるものの頂点には、詩や哲学とか言うようなものがあるのですが、所詮それらだってもとを正せば直感です。ニュートンはりんごの落ちるのを見て、直感的に万有引力の法則を思いついたのです。なんだか知らないけどなるほどと思い、それを言葉で表してみたら法則になったと言うことです。
 直感とは曰く言いがたい心の動きから生まれてくる言葉のことでして、結局は、ただなんとなくと言う辺りからそう遠くない所で生まれたものなのです。いわば心の中の自問自答、と言うと立派ですが、要するに独り言の繰り返しの中からたいていに思想なんてものは生まれてくるのです。
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吉田敦彦 01-12・Jazz
 そこで自分のなんとなくの直感的な色彩や形体を、またなんとなく変形発展させて行く、その繰り返しをとことん続けていけば、いつかは単なるなんと無くのいい加減な絵ではない、それどころか積極的に視覚的な感動を持った、もしかするとゴッホの絵がそうであったように、見る人のものの見方や感じ方や考え方までも変えてしまうような、その結果世の中全体にまで影響を与えるようなしっかり内容のある表現にいたりつけないとは限らないのです。そうとなれば、それは思想とか哲学とかいうようなものに匹敵します。ゴッホの絵がこれまでどれだけの人に衝撃を与え、人生観とか世界観とか言うものを変えてきたことか。現代と言う時代が生まれるのに、どれだけそのことが影響を与えたことか。

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ゴッホ 太陽と雲の見える麦畑
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/11/29(水) 10:12:23|
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