市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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三つの入り口9

 モンドリアンはバランスやプロポーションや線の性質と言った構成要素に従って、慎重に作品を組み立てて行きました。このようにまるで建築物を組み立てるように、設計図から始めて骨組みへと進むようにして絵画の骨組みから順に組み立てていく画家は他にもいます。抽象でも具象でも、セザンヌ以後の20世紀の画家の殆どが多かれ少なかれこのような画面の構成を心がけてきたとも言えましょう。以下に美しい色彩でも、その配置配合や組み合わせ、あるいは全体的な響き合いなどがうまく行っていなければ、見る人の心をとらえることは出来ませんなから。
 ところが第2次大戦の少しあとの1950年代に「そのような画面構成に慎重な描き方ではイメージが硬く冷たくなって、人間の生き生きとした生命感やこの時代の混沌とした様の表現ができないではないか、もっと生々しく現実を反映する表現があってよいはずだ」ということで、熱い抽象と呼ばれる絵画運動がヨーロッパとアメリカで殆ど同じ時期に生まれ、世界に大きく広がっていきました。
 その最も代表的な画家がジャクソン・ポロックです。この人の作品を見ると全体に絵の具の飛沫が飛び散っていて漠然とした色彩の広がりが出来ているだけでどこに空間の造形要素があるのか分からないようです。何しろこの人は大きなキャンバスを床に広げておいて、その上を飛び回りながら缶に入った絵の具や刷毛に着いた絵の具を振り撒いて歩いたのです。それを繰り返して気の済むまでやっただけなのです。そこでこの制作方法が猛烈な運動を伴う所から、アクションペインティングとも呼ばれるようになりました。
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/11/15(水) 09:01:39|
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