市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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三つの入り口8

 画面にリアリティを与える方法としては、古くから人の顔や花の形など意味ある形を描きこむ方法がとられてきましたが、それを避けて純粋に抽象的な線や面で空間を分割していくことでも可能なはずです。先に挙げた構成練習のようなやり方ですがこれが純粋な空間の造形と言うことになります。
 ただしこの方法は単純なようでいて、実際にやってみると小さいうちはまだしも大きくなるとなかなか難しいのです。そこでその進め方の手助けとして、シンメトリー(対称)やリピート(繰り返し)やプロポーション(比例関係)やリズムやバランスやムーブマン(動勢)と言った構成要素があるのです。また絶えず自然の構成の妙を観察してそこから学ぶことが必要になります。
 自然は美の宝庫でありますから、当然美の法則や原理の宝庫でもあります。人の体一つとってもシンメトリーやプロポーションなどなど、実に多様な美の原理をそこから読み取ることが出来るはずです。ということで自然を対象としたデッサンのトレーニングが、ここで生きてくるのです。デッサンは対象の全体から細部にいたる詳しい観察の体験ですし、描くことで対象を分析研究し、体で覚える作業ですから。
 やはり構成も造形も写実と無関係ではないのです。構成の原理と言っても、本をただせば自然の美しい形から導き出されたものばかりです。新たな観察から新たな原理を自分なりに見出していくことも出来るでしょうし、それでこその新鮮な表現も可能になるはずです。
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/11/14(火) 09:15:00|
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