市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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形について4

 垂直線をちょっと傾けてみると、また違った空間が生まれます。もっと傾けてしまうとバランスの感覚からの不満も表れますでしょうから、逆の方向の傾いた平行線も加えてバランスをとりましょう。つまり2種類の斜線による構成と言うことになります。この場合直線のぶつかる接点で止めるか交差させるかによっても、出来る空間の質が異なってきます。
File0292.jpg

 2方向の線の角度を90度にすると、急に何かカチッとした秩序感が生まれてきます。直角が整然とした秩序感を生み出す一つの要素になる、ということです。中でも垂直線と水平線の構成は、最も秩序間の強い構成です。
 試みに一本の直線を任意に引いてみて、その線上の任意の位置から直角に2本目の直線を伸ばす。バランスに配慮しながら、伸ばした線からまた次の線を伸ばすと言うことを繰り返していけば、直角と言う要素でまとまりながら一つの独自の空間を作り出せます。最初の一本目の引き方次第で、性格の違いが現れます。
File0294.jpg


 線の交点は視線を吸収する性質がありますから、交点の配置には注意する必要があります。線が何本も集中すれば画面をまとめる強い力を持ってきます。一点に線を集中する構成も試みてみてください。大変まとまりの良い空間ができると思いますが、集中点の位置によりまた異なったバランスが生じ、異なった空間が生まれることでしょう。
 直線を使った独特の空間作成の試みとしてこんなこともやってみてください。直行する2本の直線に等間隔に目盛りを取り例えばそれぞれに1番と10番としまして、一方の1番から他方の10番をまず直線でつなぐ、次に2番と9番をつなぎ次いで3番と8番をつなぐと言うように順繰りに目盛りを結んでいくとどういう形が出来ますか。この方法を正方形の内側で行ったらどうなるか。あるいは2本の基線の角度を変えたらどうなるか、バリエーションを工夫してみてください。ちょっとした線の遊びですが直線の組み合わせの面白さが味わえると思います。

File0295.jpg

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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/10/25(水) 09:40:55|
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