市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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続、なぜ抽象絵画、か?

 さてそこで問題は、なにかが描いてあるかどうかというときの「何か」とは何なのかと言うことです。そして何も描いてないと言うことは本当に何も描いてないのかと言うこともあります。
 例えば美しい女性が描かれてあれば、特に年頃の男性でなくても感動します。感動と興奮の違いもこの場合問題にしなければならないのかもしれませんが、とにかく美しいもの、つまり人や花や山や海が描かれていれば美しいことに違いは無いわけで、それがそっくりに描かれていればいるほどその絵も美しく見える。が、しかし、それではそのモチーフになっている花や女性の顔がなぜ美しく見えるのかと、更に一歩突っ込んで考えていくとさあ簡単にはわからない。
 人の顔が全て美しいとも言えなくて、個性まちまちいろいろな顔がある中で、ミス何とやらのような飛びぬけた顔がなぜ存在するのか。立てばシャクヤクすわればボタンとか言って、女性の美しさは花に例えられるのですが、まさか顔の形や色が花に似ていると言う訳でもありますまい。また、その花自身の美しさとは一体どこから生まれてくるのかと考えを進めればどうなるのか。

File0221.jpg


 絵画だって美しいものが描いてあるおかげで美しくなれると限ったことではなくて、それ自身が花や美女の顔のように「ただなんとなく美しい存在」たり得るのではないですか。同じようなことは鳥のさえずりや音楽の美しさからも考えられますね。相対性理論で有名な物理学者のアインシュタインが「死ぬと言うこと(の、つまらなさ)はモーツアルトの曲が聞けなくなること」と言ったと言われるほどの、モーツアルトの名曲の美しさも、決して何かの声や音を真似しているから美しい訳ではありません。どこにも具体的な色や形は無くて、それこそ全くの抽象の世界です。
「理解してもらわなくても良い。ただ愛してもらえればよい。人が鳥たちのさえずりや草花を愛するように」と言うようなことを自分の作品について言ったのはピカソだったと思います。

File0222.jpg

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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/07/20(木) 08:35:55|
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