市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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三原色と混色4

 19世紀後半、マネやモネなどが日本の浮世絵の色彩の美しさに驚いて、その鮮やかさを油絵に生かせないかと言うことから、印象派の運動を推し進めたのですが、そのための一つの方法として、点描と言う絵の具の使い方を発明しました。
 絵の具を混ぜずに自然の色彩の豊かなニュアンスを表現するために、本来混ぜるべき絵の具を混ぜずに小さな点々やタッチにして併置したので、それを徹底して行ったのがスーラやシニヤックなどの新印象派です。このような方法もよい参考になると思います。
File0272.jpg

モネ「ヴェトゥイュの画家の庭」
 後期印象派の画家の一人ゴーギャンは、若い画家にこんな風にアドバイスしたそうです。「あの木の陰の色は何色に見えるだろう。青っぽく感じるのではないだろうか。君がもし青と感じたのなら、最も鮮やかな青をそこに塗りなさい」。もっともこれはやってみればわかることですが結構難しいことです。彩度の高い色彩を風景画などに持ち込むと、周囲との調和が取りにくくてリアリティーが損なわれてしまう危険があるので、相当の勇気と決断を要しますし、作品全体の調子も変えねばならなくなります。
 マチスやボナールのように、彩度の高い色を自在に使いこなせる色彩画家の作品をよく見てください。ピカソもそうですが、実に自然な奥行きや光の感じなどが感じられて、作品にリアリティーを与えています。それは彼らが色彩の性質をよく熟知しているから、できることなのです。

File0273.jpg

ボナール「画家の庭の階段」
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/09/30(土) 10:26:46|
  2. 色彩
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