市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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色彩の働き6

 膨張して見えるということは、実際の位置よりこちらに近づいて見えるということでもあります。そこでオレンジ色などは進出色でもあるのです。逆に収縮色の青や灰色は遠ざかっていくようにも見えるわけで、これらは後退色というわけです。これはまた、風景画や風景写真で遠くのものが青っぽく見えるということとも一致します。紅葉の山肌でも遠くのものは青みが加わって紫に見えるでしょう。そこで風景画を描くときは遠くのものを青っぽくあるいは灰色っぽく描くと遠近感が表せるわけです。
 逆に近くの物を表すのには赤や黄やダイダイを多く使えば遠近感が強まるわけで、このことは舞台装置などでは大変効果的に応用できます。奥行きの少ない舞台でも、青い背景幕の前におく近景の大道具や小道具に赤や黄色が多く使われていれば、広々とした奥行きのある舞台になるのです。
 車の前面にオレンジ色を塗り、後面に青を塗って走らせれば実際より早く走っているように見えるのではないかと思いますが、いかがなものでしょう。

20060916091039.jpg

吉田敦彦「山麓は春・午後」 (クリックして見てください)
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/09/16(土) 09:04:48|
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