市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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はじめに2、なぜ抽象絵画か?

何も描いていない絵のことを抽象絵画と言います。
100年ほど前に、何も描かなくても美しい感動的な絵が描けるんじゃないかということに、うすうす気付いていた画家がいました。その人がある夕暮れに自分のアトリエに戻ってきたときに、薄暗い部屋の片隅に、なんだか知らないけどとても美しい作品を見出しました。どうしてそんな絵がそこにあるのかもわかりませんでしたが、とにかく美しい。
 ふと気を取り直して近寄ってよく見ましたら、なんと自分の描きかけの絵が逆さに置いてあっただけのことでした。そこで「なーんだばかばかしい」と終わりにしてしまわなかったところがこの人の偉いところで、つくづくそのことの意味を考えてみて、何も意味のある形が描かれていなくても、人に感動を与える絵が描けることに確信を持ったというのです。
 その後この人の作品は急速に抽象化します。しばらくはなんとなく風景のようだったり物語の一場面のように見える作品でしたが、ついに参考図版の下のような全く形の無い抽象絵画を描くようになるのです。このカンディンスキーが最初の抽象作品を描いた画家であったかどうかには実際は疑問もありますが、彼は自分の経験に基づいて抽象絵画の可能性を理論的に裏付ける本も書きましたし、その後一貫して純粋に抽象的な作品を描き続けたことで、一般に最初の抽象画家と言われています。

File0206.jpg

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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/07/19(水) 09:31:39|
  2. 絵画入門
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

コメント

このブログに出会えて良かったです

ある掲示板で、絵に関する自分の考えを述べたら『自惚れ甚だしい』と言われ、自分の考えは甘かったのか、絵を描く資格なんか無いのかもしれないとまで思いました。しかし納得行かず答えを探し続けた結果、こちらに辿り着きました。

勇気を貰いました。これからは描く事から逃げません。ありがとうございました。
  1. 2010/09/13(月) 21:43:44 |
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  3. ノルデ #-
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