市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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色彩の働き5

膨張色収縮色 進出色 後退色
 ところで色彩の働きについては、カラーコンディショニングへの応用などのほかにこ・んなのもあります。例えば肥った人は明るく鮮やかな暖色系の衣服は身につけないほうが良いだろうと言うようなことです。いけないとは言いませんが、ますます肥って見えますよということです。ただし肥った女性がサーモンピンク等のセーターを着ていたりするのは、ふっくら豊かな感じがあって悪い景色ではないとも思いますが。
 学校の制服に紺やグレーが多いのはなぜかと言うこともあります。
 このようなことは、色彩に膨張性と収縮性が有ると言うことから説明できます。ある種の色は実際より膨らんで見え、逆に実際より縮んで小さく見える色もあるのだということです。
 真っ白なスキーのゲレンデを思い浮かべてみてください。その中の遠い所に人がいるとして何色の人が目立つでしょうか。広い所で遠くにあるものは色によっては黒ずんでしまい、何色か見分けが付かなくなって周囲に溶け込んでしまいます。このような所でもはっきり自己主張をする色が膨張色であり、また進出色とも言います。一般にダイダイを中心とする赤や黄色などの暖色系の鮮やかな色がこれに当たります。

 南極大陸などで使われる砕氷船やスノーモビルや住居などが、このような色に塗られているのはこのためです。遠くからでもはっきり見えるのです。道路や線路を保守する工事人のヘルメットなどが、黄色いのもこのためです。車を運転する人が突然脇から飛び出してくる人に対して反応する速度を、服装の色によって調べると、黄色やダイダイや赤の方が黒やグレーや青の服より早いことが実証されているそうです。
 膨張色は実際より膨らんで見えるということです。なんとなくぼやぼやと膨らむと言うことでもあり、また柔らかさを感じさせると言うことにもなります。そこで「肥った人は・・・」と言うことになるのです。
 一方彩度の低い寒色や無彩色つまり紺や黒などの収縮色は実際より小さく見えるということで、小さくなると言うことはこじんまりとまとまると言うことですから、学校の制服等には都合の良い色ということです。暖色系の服はだらしなさがぼやぼやと膨らむ感じで増幅されますが、収縮色は少しくらいだらしなく着てもそれがめだたないのです。
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/09/15(金) 10:08:06|
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