市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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色彩の働き2

 ・色彩の感情表現
さては一般的に燃える炎の色で、情熱を表すなどと言われます。血の色でもあって、生命感を表すとも言われます。あらゆる色彩のうちでも最も目立ちますしこの色があることで活気が表れますから、使いたくなる色ですが、なかなか簡単には使えない色でもあります。日常では非常時に用いるものを目立たせるために用いられています。
 生理学的に考えてみれば、可視光線のなかで最も波長の長いこの色を見るときは視覚能力の限界の辺りを刺激されるわけですから、それだけ刺激も強く感じますし、疲労も早く来ますし焦燥感を生み出したりします。高揚感を与える色ですが、刹那的で後に疲労感を残す色彩とでも考えるべきでしょう。
 スペインの闘牛で牛を興奮させるためにいケープを使うのもこの効果のためといわれますが、実際は牛は色盲でを見分けることは出来ないらしく、むしろこの色を見て興奮する観客の興奮に感染するのだろうと言われています。 人に対しては実際に効果的で、例えば革命だなどというときにはこの色の旗が大いに活躍します。ただしうっかりこの色の効果につられた走ったり騒いだりすると、後が怖いと言うことでもあります。なにしろ刹那的な高揚を生み出す色ですから。

 たいていの革命が当初の高い理想を短時間のうちに失ってしまうことが多いのも、この色彩の効果に似ています。また白地にい円の旗なども、同様の効果があると見てよいでしょう。大変明快で後で書く明示度も高い配色ですから、見る人の気持ちを強く引き付けて、オリンピックの競技場のポールに翻ったりすると実に爽快な気分をもたらすのですが、相当に強くて催眠的とも言ってよいような効果を生み出す形であり配色ですので、この旗が意識的に打ち振られるようなときは気をつけた方が良いかもしれません。
 この旗に送られこの旗に率いられて戦場に散っていった人のことや、戦争に巻き込まれていった人、この旗を先頭にして侵略された国の人々のあることと、その心に残されたものも忘れてはいけないでしょう。強烈な印象を残し強い心理的な効果を持つだけに、扱いを慎重に冷静にすべき旗だと思います。

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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/09/11(月) 08:55:58|
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