市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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色彩学④色彩の働き

・色彩は生き物です。
周囲の状況によって生きもすれば死にもしますし、見る人の気分によっても違って見えます。
 これは先に述べた調和やコントラストなどの配色の問題ですが、実生活上に直接響いてくるような働きもします。たとえば私たちが子供のころの1950年代くらいまでは、工場の機械類は皆黒か暗い茶色に塗られていました。工場の内部全体がススやサビで汚れていて、雑然とした雰囲気でした。しかし近頃の工場は一般に明るい緑やベージュに塗られていて、室内も整頓されています。幼稚園や学校の教室や大学の研究室や病院の診察室や病室などの壁も、以前の白一色から変わって、それぞれの必要に応じて明るくて清潔ないろいろな色彩を持つようになってきています。
 一時期カラーコンディショニングと言う言葉が良く使われました。色彩のもつ心理的な効果を生かして、生活の場の環境を、その場その場に効果的な色彩で塗り分けていこうと言う考え方でした。そこで事務所や教室や工場が一斉に薄緑色に塗り替えられたものでした。緑色が視神経を和らげ見る人の気分を落ち着かせるという心理学的な効果が適用されたのです。
 今では使う人や住む人の個性や好みを取り入れたり、年齢的な変化に対応したり事業の性格や環境に合わせたりすることで、どこに行ってもうす緑なんてことは無くなりましたが、色彩の見る人に与える心理効果を生かすことは常識化しています。住宅でもインテリアの色彩コーディネートが重要なセールスポイントです。
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  1. 2006/09/10(日) 09:42:14|
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