市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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自然から学ぶ2

 初心者の方々に気をつけていただきたいのは、先入観念にとらわれずにありのままの色彩を見るように心がけていただきたいと言うことです。木や草は緑、地面や木の幹は茶色、空は空色で人の肌は肌色という決まりきった観念に支配されているうちは自然の色彩の本当の感動にふれることはできません。光の当たり具合で木々や野原の緑が青く見えたり黄色く見えたりしますし、木の幹は種類によって緑色のものもあれば黒や灰色に近いものもあります。人の肌色だって光の当たり具合や皮膚の下にある血管や脂肪や筋肉のありようで微妙に変化します。
 ゴッホやゴーギャンが地面を青く描いたり空を黄色く描いたり、人の顔を青く描いたりしているのも決して嘘ではないのです。感動をより強く表現するために強調してはいるのでしょうが、底には深く鋭く観察された真実があるのです。
 File0251.jpg

ゴッホ「カミーュ・ルーラン」
写真や映像に頼るのも避けて、ナマの自然に触れるようにしてください。写真や映像の色彩は後に説明する三原色から合成された色ですから、元の色とは微妙にとちがいます。野原や林の緑なども皆一様な変化の少ない緑に写ってしまうと言うようなことです。
 また写真は露光がぴったり合った部分しか正確に色調を再現できませんから、陰の部分は露光不足のために黒ずみ、明るい部分は明るすぎて白っぽくなります。人間の目はカメラと同じような構造ではありますが、絶えず露光を調節しながら見ているため、どこの部分も正確に色調を認識出来ているのです。美しい色彩に感動してシャッターを押したはずなのに、その感動をそのまま再現できるような写真が出来たためしが、どのくらいあったでしょうか
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/08/21(月) 09:13:32|
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