市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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1、色について

 自然の中での色彩に感動した経験を思い返してください。秋の台風一過の夕暮れの、まっかっかの夕焼けに見とれて時のたつのを忘れたとか、満開の桜の花を見ているうちに、身も心も染まってしまうように感じたとか、ハイキングに行って鮮やかな新緑に酔うようにして、森の中を歩いたとか、真っ白な雪山の透き通るような青い陰影や、真っ青な海の白い波濤とか。
 そのような強烈な色彩体験は、その人の色彩感覚に大きな影響を残します。基本的な色彩感覚は幼児期に形成されますが、物心付いてからの感動も原体験の一つになりえます。
 乳幼児期にまず最初に深い関心を寄せるのは母親の肌や乳房の色彩で、ピンクや肌色を親しみやぬくもりや愛の色彩として、心の奥底にいつまでも残すでしょう。食欲を導くのもこれらの色彩です。明るい青はやはり常にはるかな上にある空の色で、風や水の印象とも結びついて、遠くにあって軽くて冷たくて澄んでいるといった原イメージをたいていの人に植え付けているのではないでしょうか。

 そのようにして、色彩から受ける印象は多くの人におおよそ共通したものになります。そこで色彩は共通した感情を表す言語としての機能を持ちます。
 最も一般的なものとしては暖色とか寒色とか言うのがありますね。オレンジ色を代表に赤や黄色、それらをちょっと濁らせた茶色や褐色、あるいは白を混ぜてできる肌色やピンクやクリーム色などが暖色で、青を代表として青緑や青紫、そして空色や水色などが寒色です。
 やはり夏の暑い盛りには、赤やダイダイなどの暖色の色はあまり見たくありませんし、冬の寒い季節には寒色は避けて暖色系の配色の服装やインテリアに包まれて暮らしたいものです。そのほかに赤は情熱を感じさせるとか、緑は気分を落ち着かせるとか、いろいろ言われております。秋は茶色系統、春は黄や黄緑やピンクと言ったように季節感とも結びつきます。抽象絵画ではそのような色彩言語を活用することになります。
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/08/16(水) 10:47:47|
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