市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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描き方⑨ フロッタージュ

 私が子供のころ、家の天井は杉や檜の薄板で張ってありましたから、古びるにしたがって木目がはっきり現れてきていて、毎朝目を覚ますごとにしばらくその木目を見て過すのが楽しみでした。木目の形の中に人の顔のような部分やネコの頭のようなものも見出すことが出来、そこからさまざまな空想を楽しむことが出来ました。そのほか家の内外あちこちのなんとなく不思議な空想を刺激するデコボコがあったものです。
 残念ながらプラスチックとステンレスとコンクリート時代になって、このような楽しみの機会は大変少なくなってしまいました。
 このようなものの表面にあるわずかなデコボコを紙に写し取るのがフロッタージュです。「擦り出し」などとも呼ばれていますが、でこぼこのあるものの表面に薄い紙を押し当てて、上から鉛筆やクレヨンなどで擦ると淡い陰影の中にそのデコボコの形が浮かび上がってくるのです。木目や植物の葉などのほかに、人工物からもいろいろな形が取れます。
 シュールリアリストのエルンストなどが、この方法やデカルコマニー等の方法を非常に巧みに使って不思議な世界を表現していますので、参考に見てみてください。

File0244.jpg

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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/08/12(土) 09:45:05|
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