市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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目に見えないものを描く3

 さてあなたもいかがですか。好みの曲を聴きながらの、抽象絵画を試みてみませんか。集団の授業と違うので、一人では描きにくいかもしれません。そんなときは、一杯のアルコール性飲料が効果的かもしれません。とにかく気楽に直感的に描くことです。。なんとなく色を選んでなんとなく塗りたいように塗ると言うことで結構です。はじめはあてずっぽうでも、何枚か描くうちには曲のイメージに合ったと思える作品が出来てくるはずです。
 色彩と言うものに日常慣れ親しんでいない方には、色彩の持つ感情を読み取れるようになるまでに時間が必要かもしれません。色彩にも音にも、明るい暗い、軽い重い、鋭い鈍い、暖かい冷たいなどの性格の違いがあるのです。
 学校の授業では、前もって配色や構成の練習を行っている方が結果が良く出ます。しかし音楽の好きな人なら、音感と色感を結びつける感覚は容易に得られるはずですし、誰でも何曲か試みるうちには自然な表現ができるようになって、面白くなってくるはずです。形に関してもなんとなく丸っこい感じの音とか、太い音細い音あるいは直線的とか曲線的とかと言ったように、音からいろいろな形体を連想することができると思います。

 いずれにしてもあまり深く考えることはありません。直感的にそのときなんとなく使いたくなった色を描きたいと思う形に塗っていけば、なんとなくその曲の感じの表れた抽象絵画が描けるはずです。
 いかがでしょうか、作品のよしあしは別にして、目に見えない音楽を色と形で表現することが可能であることはお分かりいただけたのではないでしょうか。
 カンディンスキーもクレーも音楽を好み、音楽を発想の源とした作品を描いています。カンディンスキーには「コンポジション」と名付けた作品がいくつかあり、しばしば「構成」と訳されていますが、このコンポジションと言う言葉には「作曲」という意味も含まれています。このほかに「即興曲」と名付けられた作品もあり、音楽が相当に抽象絵画の誕生に手を貸しているらしいということが想像されます。
 音楽に限らず、虫の音や鳥の声、風の音などのイメージを色と形で表してみるのも良いでしょう。とにかく、目に見えないものを絵に描くことが出来ることがわかったところで、自分の気持ちや思想を色と形で表現する方向に進みましょう。

File0229.jpg

「コンポジションⅦ」カンディンスキー(クリックして見てください)
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/07/29(土) 09:49:07|
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