市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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コンポジションと表現性

 制作中の私の関心事は、ほとんどコンポジション(空間構成)に向けられている。一筆ごとに、与えられた空間(キャンバスという広がり)の中にバランスよく、時にリズミカルに時にムーブマン(動感)を工夫して、色彩を選び形体を決めて配置していく。その繰り返しのうちに何らかのイメージが生まれ、作品が出来上がってくる。こうして、与えられた空間を新たなリアリティーを持つ空間として創造しなおすことに、ひたすら憂き身をやつす。
 しかし、そのつど与えられる設問に対する解答は一つではなく無数にあるといって良く、その中から一つを選んで決定していくと言う行為には、常に私自身の主体的な判断を要求されているということがある。それは一瞬の直感的な判断であるが、その判断のもとになるのはそのときの気分感情、長年にわたって培われてきた感覚や美的判断力、そして思索や連想などによる内面的な傾向や環境などなど要するに私の心身含めての全体から発するものなのだと思う。そこに表現性が生じる。
 私は常に美しい新鮮な空間を創造しようと心掛けているのだが、私の作品には怒りや不安の表現を感じると言われることがある。コンポジションだけが目的なら毎度同じような作品が出来るはずだが、気分や感情やそのとき置かれた環境などによって作品は変貌する。そこが面白い。新たな空間の創造の可能性が生まれる。与えられた情報や環境などからの精神的なショックなどにより、選ばれる色彩や形体やその置かれる形体の角度や面積が異なるのである。
 常にコンポジションの方向から新たな空間の創造を目指すが、制作の過程で表現性が自然に立ち表れて新鮮にしてリアルな空間の創造が可能になるのである。
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  1. 2009/08/04(火) 09:22:12|
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