市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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抽象作品の題名

 具象でもそうだけれども、抽象ではなおさら題名が理解の手がかりになる度合いが高いですから、おろそかにはできません。クレーなどのように、まさにぴったりと思われる題名の付け方ができると良いのですが、あれは鋭い詩人の感覚があってのことで、我々のような文学的凡人には無理な話。
 私も題名を付けるに当たっては毎度四苦八苦。作品は日記と思うから日付だけで良いとも思うのですが、見てくれる人たちがやはり何か手がかりが欲しいとおっしゃる。ひところはなんとでも取れるようにと、漢字の一字を日付の後にくっつけて済ませていましたが、ときどきもっと具体的な題名をつけたくなることもあって、最近はもう少し長い題名を付けるようになってきています。
 制作の過程はコンポジションに対する追求が殆どですが、一筆ごとに、解答がいくつもあるクイズみたいなもので一つの回答を出すについては、色にしても形にしても自分のそのときの気分感情が入り込むわけで、結局出来た作品はそのときの自分の気分信条感覚の表現を多分に含んだものになる。
 と言うわけで日記のようなものだと思うのです。
 そこで制作中に私の気分感情思索を最も左右していた事象があったら、それを題名にしようと近頃は心掛けています。制作の割りに早い時期にそれが決まってくると、その題名によって色彩や形態の選択が行われる場合も多いわけで、相当題名に沿った作品も出来ますが、最後まで決まらなくて、あとからむりやりにきめることも多いのです。
 今回行動Tokyo展に出した作品は「はじめの刻」と「白い刻」で、「はじめ」の方は富士登山中の黎明のイメージが影響したかなと言う思いはあったが、題名としてはどう付けたら良いかわからずにいて、もう一点ができたときに白昼のイメージを感じたから「刻」をキーワードにして両方の題名を決めました。これから始まる汎美展の3点については制作が難航し、いずれもまとまりの悪い混乱した構図になってしまったのですが、けっきょくこれはこの間の私自身の内面が混乱していてまとまらなかったのだということで、不安定で先行きの見えない世相の反映がそこにあってこのような表現になってしまったのだろうときめて、「はたんがくる」「はけんはきられる」「ガザ・たまごとかべ」と名付ける事にしました。もっともその題名に沿って描いたわけではないから、その他の日常の気分感情も入っているわけで、やはり日記としての制作年月も加えます
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  1. 2009/02/27(金) 09:24:46|
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