市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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おわりに3

 我々の世代前後の人なら、抽象絵画の入り口はキュービズムと考えた人が多いのではないでしょうか。今でもキュービズムは抽象絵画に限らず現代絵画の課題を考える上で、重要な手がかりであると考えます。もちろんその前後に現われたフォービズムやシュールリアリズム等の運動も、直接間接にかかわらず抽象美術を考える上で多くの手がかりを与えてくれます。実際それらの方向から抽象絵画に入っていった作家も多いはずです。
 またこの本は抽象絵画に限って書いてきましたが、当然抽象彫刻や立体表現のことを忘れてはなりません。私は絵画をやる人も、一度は彫刻のトレーニングを経験するべきだと思っています。私自身も学生時代にモデルを見ながら首の彫像を幾つか作った体験が、如何に貴重なものだったかと思います。表面だけ見ずに、その裏側や内部へまで想像力を広げながらものを見れるようになったと言うことかと思います。現代美術におけるオブジェという考え方についても一考を要することだと思います。

 まだまだ多くの大事な問題に触れずに来ています。例えば画材の問題にも触れるべきかと思いましたが、別の機会に譲ります。まだまだ考えるべき異なった方角や角度があると思いますが、あまりむつかしく考えることも無いのでしょうね。要は抽象絵画に直接触れることでその人なりの表現の世界が広がってくれれば良いのです。画材や技法の問題などもそれこそ実験と発見の精神で取り組んで経験を豊かにしていってもらえれば良いのです。
 とにかくまず描いてみてください。繰り返しになりますが、問題はキャンバスなり画用紙なりという平面空間を、人のハートに共鳴を起こさせるような空間に作り変えられることが出来るかどうかです。
締めくくりは前の本と同じ言葉にしておきます。
「誰もが、手紙を書くように、絵を描くようになれば良い」。
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2007/01/04(木) 09:08:18|
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