市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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思いつくままに20

 ダダイストのマルセル・デュシャンが、どこにでも売っている陶器の便器や金物のビン干しにサインを付けて作品として展覧会場に並べてから、美術作品はオブジェ(単なる意識の対象物)であると言うことになり、絵画とか彫刻とかいう区別の仕方も美的価値も表現的価値も必要と考えない、単なる面白い(意識に刺激を与える)ものを作る方向も、一つの芸術表現分野として広がりました。
 またしばしばこれまでも挙げてきたポロックなどのアクションペインティングは、技法的には既にそれほど目新しいものではなかったのですが、規模を大きくすると言うことで全身的な行動を絵画表現の技法の中に取り込んだことで、画期的な実験になりました。
 写真の導入などの他の分野の技術の導入もいろいろと工夫されて、彫刻や建築、音楽や演劇映画映像などとの共同で作品を作り出す試みも増えてきました。更には自然科学やハイテク技術との連携分野もどんどん開拓されつつあります。
 
 技法上の発見と平行して、理論や意識の変革と言う形での実験も進められてきています。キュービズムやシュールリアリズムや抽象絵画もそのような変革の実験としてみることが出来るでしょうし、ポップアートやコンセプチュアルアートなどもその延長上に見ることが出来ましょう。
 これらの実験と変革はアートの範囲を無際限にまで拡張してくれました。それだけ表現の自由が広がり、感動や楽しみ方も多様になりました。今や21世紀、この傾向はますます加速されていくのでしょうか。ベネチアやサンパウロやあちこちで開かれている大規模な国際展の情報などを見ていると、こんなものでも美術なのかと思われるような多様な表現活動が紹介されていて、たしかに面白くはありますが、なんだか、内容的にはどんどん拡散していって希薄なものになっていっているようにも思えます。実験も発見も枝葉末節重箱の隅をつつくかのような多くなってきていて、あるいは金の掛け方次第という感じもしてきます。ゴッホやセザンヌやピカソたちほどの意識の変革を迫るものはやはり滅多には生まれないようです。。
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テーマ:抽象絵画のすすめ - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2006/12/26(火) 09:43:56|
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