市民のための美術入門3、抽象絵画のすすめ

描いてみたい人のための抽象絵画の考え方や描き方や入り方などについて、できるだけわかりやすい言葉で書いていきたい。姉妹編「1、油絵のすすめ」「2、デッサンのすすめ」とで「絵画とは何か」にも行き着きたい。

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抽象はなぜわからないか

 ピカソの言葉に「人はなぜ絵を理解しようとするのか。小鳥のさえずりは理解せずとも愛することが出来るのに。」といったようなのがあります。
 抽象絵画を見て「わからない」という人は、そもそも絵の見方が分っていないのです。山や花や人の顔が描いてあれば、それで分かったと安心してしまう人。それでは描いた人がなぜそれを描いたか、それを描いたことで何を見る人に伝えたかったかなどの肝心なことはわからないのです。あるいは花を見ても、「花は美しい」と誰もが言うから美しいのだと判断して安心してしまうような人もいるのではないでしょうか。花や山や海を見て心の底から良いなーと感動する。あのような感動が絵を見るに当たっても生じないのかということです。海だから花だから美しいのではなくて、その色や形や表情などなどから自然に心が受ける感動と同じような心の動きがあってこそ、絵も分ったと言えるのです。
 作者が感動を持って描いた絵画に対して素直な気持ちで向かい合えば、その感動が伝わってくるはずです。理屈で考えようとしても無理です。音楽に耳を傾けるような気持ちで、絵画も見ていただきたいものです。抽象絵画に限らずレンブラントやゴッホなどの絵を見るときでも、同じ気持ちで見ないと、本当の意味でその絵をわかることは出来ないのです。
 ただし感動は必ずしも美しいとか快いとか言うものとは限りません。おもっ苦しいなーだったり異様だなーであったりショッキングだったりの場合もあります。描く人の感動もマチマチなら見る側の心の常態もマチマチでしょう。ですから虚心坦懐に向かい合っても何も感動を感じないという場合は、それは仕方がないと言うことで鑑賞をあきらめざるを得ないこともあるでしょう。作品に感動が欠如しているか作者の発する波長に一致できなかった場合など、いろいろあるでしょう
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  1. 2009/10/12(月) 09:48:58|
  2. 絵画入門
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